車載ミリ波レーダ開発入門[講師による実験実演付き]

車載ミリ波レーダ開発入門[講師による実験実演付き]
―― 原理から最新動向,CMOSワンチップICを使った2次元イメージング実演まで[初回満席につき,急遽追加開催決定!]

  

【開催日】2019年5月21日(火) 10:00-17:00 1日コース
【セミナNo.】ES19-0044  【受講料】26,000円(税込)
【会場】東京・巣鴨 CQ出版社2Fセミナ・ルーム [地図]
セミナ会場

 ミリ波レーダは,今大きく変わりつつある.
2017年に起きたCMOSワンチップ化と,巨大な自動車市場を得たことで,劇的に安く簡単で身近になった.既に,個人でホビー用途で楽しめる時代に入り始めている.
 一方で技術面では,自動運転車実現に向け急速に高度化が進んでおり,かつては考えられなかったような複雑な信号処理が当たり前になりつつある.AI(人工知能)との連携も始まっている.
 本セミナでは,今進行中の大きな変化を広く説明する.また全体を通じ,ミリ波レーダの原理を,なるべく数式を使わず直感的に説明する.

1. ミリ波レーダを学ぶ動機付け
 「3種の神器センサ」の中の現在位置
2. ミリ波レーダの原理
 2.1 1次元 ドップラ・レーダ
   レーダ世界への入門には,ドップラ・レーダによるバイタル(生体)センサが,
   物理的イメージが明快でお奨め.
 2.2 1次元 測距レーダ
   測距レーダは,抽象化が進み,何をするにもFFTばかり.
   まずはパラメータの影響と,最低限のFFTの性質を把握しよう.
 2.3 2次元 イメージング・レーダ
   測距レーダを,複数本束ねたものに過ぎない.
   測距レーダさえ把握できていれば,怖くない.
3. よく見かけるゴースト現象
 3.1 アンテナ・サイドローブ起因
 3.2 受信回路の飽和起因
 3.3 FFTの折り返しゴースト(距離方向)
 3.4 FFTの折り返しゴースト(方位方向)
4. 車載レーダ研究の最前線
 4.1 アンテナ本数増加のための,マルチチップ化
 4.2 電波干渉問題
 4.3 全周レーダ化による,システム・レベルの開発
 4.4 AIボードとセンサが直結
 4.5 ディープ・ラーニングによる人検出
 4.6 Occupancy Gridmap


自動地図作成技術の例

自動地図作成技術の例

●対象聴講者
最新ミリ波レーダ技術を,個人でホビー用途で楽しみたい方から,メーカで開発現場におられる方まで,幅広く聞いて頂きたい.

●講演の目標
・ホビー用途で楽しむには,どんな製品や法規制があるか,現状を把握する.
・ミリ波レーダの原理を,なるべく数式を使わず,直感的に把握する.
・車載ミリ波レーダの世界で起きつつある変化を知る.


【受講者が持参するもの】
・ノートPC(OS:Windows 7/8.1/10のいずれか,USB Type A、無線LAN付き)
 お持ちでない方:貸し出し用ノートPCを用意しますので,5月17日までに,セミナ事務局にメールでご連絡ください.

【講師】
天野 義久 氏〔ミネベアミツミグループ (株)ユーシン 技術開発部 ADAS開発課 課長〕
 京都大学電気学科卒後,京セラとシャープの研究部門で,半分は高周波回路屋として,半分はシミュレーションプログラマとして経験を積んだ.2013年に自動車業界へ移ると過去の経験を活かせるミリ波レーダを研究し,新しい高分解能アルゴリズムを発明したことで注目された.


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コース

 1日コース

カテゴリ

 回路・電子部品
 組み込みシステム

シリーズ

 

特徴

 演習あり
 講師実演

キーワード

 シミュレータ
 センサ
 ワイヤレス
 技術教育
 研究開発
 高周波
 市場動向
 自動車
 通信

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