長年,英語文法や単語を習っても英語が話せるようにならないのと同様に,多くの数式や部分回路を習得していても,効率的で良質なアナログ回路設計ができるとは限りません.特に,今までの回路の焼き直しではなく新規設計が必要とされる場合では,未知数が多くて何から手を付けて良いかも分からないケースもあります.
このセミナでは,技術系社員教育を手掛けた講師が,新卒社員に回路設計をさせるためには何が不足しているか考え実践してきた教育・実習方法を基に,参加者へのトレーニング(講習と演習)を行います.
これからアナログ回路設計を覚えたい方(ディジタルからアナログへの転向希望者も含む)を対象に,オームの等式を活用した抵抗間ノード電圧・電流の計算から始めて,次は構想設計から始まる新規設計のプロセス,最後は例として熱電対式温度計を取り上げて,微小電圧アンプ,センサの非直線性補正,冷接点補償による実温度への換算などの設計と誤差見積りを,シミュレータや表計算ソフトなどを利用して行います.
※同講師によるセミナ
「実習・基礎から始めるアナログ回路の理解と体系的設計手法(実践編)」を同時にお申込みいただいた方は,受講費用を10%引きいたします.
●ノートPCを必ずご持参ください
(Excel 2010 以降,Ltspice XVII,ならびにTINA-TIがインストールされていること)
回路設計を行うために,前もって習得すべき基礎知識や回路を読み解く考察力の習熟.
1. 抵抗間ノードの考え方とオームの等式による電圧・電流の計算
設計時において,回路伝達式を導出できるようにするための講習と演習.
2. OPアンプ回路の伝達式の導出
前項1での練習効果の確認と,導出した伝達式から回路動作を把握する講習と演習.
3. トランジスタ数石によるアンプおよび定電圧電源回路の設計
OPアンプの内部回路を理解して,幅広くかつ高信頼な回路設計を目指す講習と演習.
4. シミュレータによる,汎用的な線形・非線形回路の動作原理の習得および改良.
演習によりV/I・I/V変換回路,複合アンプ,演算回路,絶対値アンプの動作原理と伝達式を習得し,
合わせて性能の改良を行う.
5. 設計した回路の性能を実現する実装技術を習得するための講習と演習.
リモート・センシング,ケルビン接続,寄生容量と電流リーク抑制のガードリング手法を習得
演習回路のサンプル例1
演習回路のサンプル例2●対象聴講者
・これからアナログ回路設計を覚えたい方(ディジタルからアナログへの転向希望者も含む)
●講演の目標
・効率的で良質なアナログ回路設計ができる
●実習時に使用するシミュレータのダウンロード
・ Ltspice XVII アナログ・デバイセズ社
-- http://www.analog.com/jp/design-center/design-tools-and-calculators/ltspice-simulator.html
・TINA-TI テキサス・インスツルメンツ社
-- http://www.tij.co.jp/tool/jp/tina-ti