知っておきたいプロの常識!C言語ポインタ 使いこなしの基礎テクニック

知っておきたいプロの常識!C言語ポインタ 使いこなしの基礎テクニック
―― 難読・難解ポインタもスラスラ読み書き!


【コース】1日コース,7時間(昼休み1時間を含む) 【内容のカスタマイズ】不可
【セミナNo.】ESYK04    【出張範囲】関東近郊

 C言語ではポインタの文法が一番難しく,ポインタを制するものがC言語を制すると言っても過言ではない.
 本講義では,ポインタの基礎文法から始め,難しいポインタや配列の宣言や使用方法として,多次元配列を指すポインタ,ポインタの配列,ポインタを指すポインタ,関数を指すポインタ等を紹介する(ただし,構造体を指すポインタは省略).
 具体的には,以下に示すような配列やポインタを詳しく紹介する.実習には,CS+のRXシミュレータを使う.

int (*pa)[4]; // 二次元配列を指すポインタ
char *pb[5]; // ポインタの配列
char **pc; // 上記の配列が指せるポインタ
int (*pd)(int);// 関数を指すポインタ

●対象聴講者
・C言語の初歩を一通り習得し、ステップアップを目指す初級者
・アスタリスクが二つ以上だと混乱するCプログラマ初級者
・配列をポインタでアクセスするのが苦手な方
・関数ポインタがどうしてもわからない方

●講演の目標
・ポインタに抵抗を感じなくなる
・実際的なポインタの使用方法をマスタできる
・多重化した間接アクセスにも抵抗が無くなる
・洗練されたポインタの使用方法がマスタできる

●内容
1. ポインタの基礎
 1.1 ポインタの基本文法
 1.2 ポインタの移動
 1.3 ポインタと配列の関係

2. 難しい宣言の解読
 2.1 難しい宣言の解読方法
 2.2 解読例と演習問題

3. 多次元配列を指すポインタ
 3.1 多次元配列の配列名
 3.2 多次元配列を指すポインタ
 3.3 アドレスの階段

4. 配列のポインタとポインタを指すポインタ
 4.1 配列のポインタ
 4.2 ポインタを指すポインタ
 4.3 後置インクリメントの注意点

5 .関数を指すポインタ
 5.1 関数を指すポインタ
 5.2 関数のアドレスを返す関数
 5.3 状態遷移表によるシステム設計


【ご用意いただくもの】
CS+ for CCをインストールしたPC.詳細は事前にご連絡いたします.

【講師】
鹿取 祐二 氏〔トロンフォーラム学術・教育WG講師 〕
 ルネサス半導体トレーニングセンターにて,マイコン,C言語,リアルタイムOSのセミナー講師を約25年間担当.ルネサス退社後は,組み込みシステム関係の書籍を執筆する傍ら,トロンフォーラム学術・教育WGのメンバーとして,リアルタイムOSのセミナー講師として活動中.