HDMI & DisplayPort規格の基礎とディスプレイ・インターフェース開発の実際 [講師による実験実演付き]

HDMI & DisplayPort規格の基礎とディスプレイ・インターフェース開発の実際 [講師による実験実演付き]
―― ディジタル家電やコンピュータ機器の開発に欠かせない業界標準の高速伝送機構

 

※※※ このセミナの最新の開催について ※※※

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新しいセミナは こちら(ES14-0169) をご覧ください
【開催日】2014年7月11日(金) 10:00-17:00 1日コース
【セミナNo.】es14-0055  【受講料】17,000円(税込)
【会場】東京・巣鴨 CQ出版社セミナ・ルーム [地図]
セミナ会場

 薄型テレビやDVDレコーダなど,ディジタル家電機器の主力AVインターフェースの地位を築いたHDMIは,現在バージョン1.4bとしてネットワーク通信や3Dなどの新機能が追加されている.また最近では,ディジタル家電機器だけでなく,車載機器などでも利用され始めている.一方DisplayPortは,VGAやDVIに替わるパソコンの次世代インターフェースとして普及が始まっており,現在バージョン1.2aとして従来比2倍の21.6Gbpsとなり,ディスプレイ・インターフェースとしては最高速のデータ伝送量が確保されている.さらに,マルチモニタ・デイジーチェーンやUSB 2.0伝送,ミニコネクタなどの機能も実現できるようになった.
 ここではHDMI,DisplayPortといった外部ディスプレイ・インターフェース,および機器内で使われる高速ディスプレイ・インターフェースについて,その概要と開発のポイントを解説する.さらに高速インターフェースの回路設計技術についても触れ,物理層の動作原理について詳しく説明する.

※ 本セミナは,実験実演および機材の提供に関してテクトロニクス様のご協力をいただいています

1.高速シリアル・インターフェースの登場と規格
 1.1 パラレル・インターフェースからシリアル・インターフェースへ
 1.2 シリアル・インターフェース化による利点
 1.3 高速シリアル・インターフェースの規格
2.DVIとHDMIの基本技術
 2.1 DVIの成り立ち
 2.2 DVIの特徴
 2.3 DVIの物理層
 2.4 HDMIの成り立ち
 2.5 HDMIの基本技術
 2.6 HDMIとDVIの比較
3.HDMIの応用技術とHDMIのハードウェア
 3.1 HDMI1.3で追加された機能
 3.2 HDMI1.4で追加された機能
 3.3 HDMIのハードウェア構成
 3.4 今後のHDMIに求められる機能
 3.5 評価装置を使ったHDMIの実演
4.DisplayPortの基本技術とハードウェア
 4.1 DisplayPortの成り立ち
 4.2 VESAコンソーシアム
 4.3 DisplayPortの特徴
 4.4 高速伝送を実現するための回路技術
 4.5 DisplayPortのリンク層の構成
 4.6 DisplayPortの物理層の構成
 4.7 AUX-CHの機能
 4.8 DisplayPort1.2で追加された機能
 4.9 DisplayPortとレガシ・インターフェースとの接続
 4.10 評価装置を使ったDisplayPortの実演
5.HDMIとDisplayPortの比較 
 5.1 HDMIとDisplayPortの位置づけ
 5.2 HDMIとDisplayPortの対比
6.DisplayPortのファミリ規格と機器内インターフェース
 6.1 デジタル・テレビの内部インターフェース
 6.2 液晶パネルの駆動方法
 6.3 液晶テレビの内部インターフェース
 6.4 iDP(internal DisplayPort)
 6.5 miniLVDS
 6.6 ポストminiLVDSインターフェース
 6.7 ポストminiLVDSの事例
 6.8 ノート・パソコン内部インターフェース
 6.9 eDP(Embedded DisplayPort)
 6.10 モバイル系高速ディスプレイ・インターフェースMyDP
 6.11 DisplayPortファミリ規格の比較
 6.12 評価装置を使ったモバイル・インターフェースの実演
7.高速ディスプレイ・インターフェースの相互接続性
 7.1 高速ディスプレイ・インターフェースの相互接続問題
 7.2 映像が出ないケース
 7.3 Sink機器が信号を誤判定するケース
 7.4 画質が問題(表示がおかしい)になるケース
 7.5 画質問題(画面にノイズが出るケース)
 7.6 音声が出ないケース
 7.7 音声にノイズが出るケース
 7.8 HDCPエラーが発生するケース
 7.9 デバッグ・アプローチ
8.高速ディスプレイ・インターフェースのシステム動作
 8.1 HDMIのシステム動作
 8.2 DisplayPortのシステム動作
 8.3 コンプライアンス・テストとプラグ・フェスタ
 8.4 ロゴポリシ
 8.5 高速ディスプレイ・インターフェースの評価
 8.6 伝送路の評価項目
 8.7 評価装置を使ったシミュレーション環境の実演
9.高速ディスプレイ・インターフェースのデバイス設計
 9.1 高速差動信号の特長
 9.2 最適な回路技術を選択
 9.3 差動増幅回路の基本動作
 9.4 LVDS 回路設計技術
 9.5 LVDSトランスミッタの設計
 9.6 LVDSレシーバの設計
 9.7 HDMI/DisplayPortの回路設計技術
 9.8 コーディング方式
 9.9 クロック・データ・リカバリ(CDR)技術
 9.10 シグナル・インテグリティ補正技術
 9.11 出力回路
 9.12 ジッタ
10.高速ディスプレイ・インターフェースのプリント基板設計
 10.1 プリント基板設計における問題点
 10.2 プリント基板設計の注意点
 10.3  HDMIのプリント基板設計の注意点

●対象聴講者
・HDMIやDisplayPortなどの高速ディスプレイ・インターフェースの開発エンジニア
・最新のディスプレイ・インターフェースの動向に興味のある開発エンジニア

●講演の目標
・HDMI,DisplayPortをはじめとする高速ディスプレイ・インターフェースの概要,および開発のポイントが分かる

●使用するテキスト
長野 英生;『高速ビデオ・インターフェース--HDMI&DisplayPortのすべて』,CQ出版社,2013年8月.



●受講者が持参するもの
・テキスト:書籍『高速ビデオ・インターフェース--HDMI&DisplayPortのすべて』,定価4,536円(税込)をご持参ください.

※ テキストは当日,セミナ会場でもお買いお求めいただけますが,セミナの内容の理解を深めるためにも,ぜひ,事前に購読してセミナに参加されることを強くお勧めします.

●参考文献
長野 英生;『最新ビデオ規格 HDMI & DisplayPort』,Interface,2013年4月号 別冊付録.


【講師】
長野 英生 氏〔株式会社セレブレクス 〕
  1992年 同志社大学工学部卒。同年 三菱電機株式会社入社。 2010 年に三菱電機株式会社、株式会社日立製作所、日本電気株式会社の半導体事業の統合によりルネサス エレクトロニクス株式会社に転籍。2015 年から半導体ベンチャの株式会社セレブレクス。一貫してディスプレイ用LSI の開発、高速インターフェースの技術開発、コンソーシアム活動に従事。高速インターフェース関連、CMOS アナログ設計関連の講演、特許出願多数。 著書に、「高速ビデオ・インターフェースHDMI & DisplayPort のすべて」(CQ 出版社)、「ディジタル画像技術事典200」(同)、「USB Type-C のすべて」(同)、「Interface 別冊付録 最新ビデオ規格HDMI とDisplayPort」(同), 「LTspiceで解析 CMOS回路入門」(同)。他に月刊誌「Interface」(同)や「FPGA マガジン」(同)に、高速ビデオ信号関連の最新動向を寄稿。VESA(Video Electronics Standard Association)Japan Task Group 所属。


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過去に受講された方のコメント

  • HDMI,DisplayPortの基本とデバッグ・テクニックを聞きたかった.満足した.(30代,ソフト開発エンジニア)
  • 今後の4Kや8Kの対応などについて,また,規格上の動向などについて聞きたかった.満足できた.(40代,機器開発マネージャ)
  • HDMIの詳細内容を聞きたかった.満足できた.(50代,装置開発エンジニア)
  • HDMI,DisplayPortの規格の種類と差について知りたかった.充実した内容でした.(30代,技術教育関連)
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コース

 1日コース

カテゴリ

 基板・ノイズ
 組み込みシステム

シリーズ

 

特徴

 講師実演

キーワード

 インターフェース
 ディジタル家電
 ディスプレイ
 研究開発

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