シミュレータで実体験!ミリ波レーダの基礎と最新技術をわかりやすく解説【オンライン同時開催セミナ】

シミュレータで実体験!ミリ波レーダの基礎と最新技術をわかりやすく解説【オンライン同時開催セミナ】
―― 電波の物理現象・原理の理解から車載レーダの最新技術・トレンドまで

   

【開催日】2026年5月21日(木) 10:00-17:00 1日コース
【セミナNo.】ES26-0018  【受講料】28,000円(税込)
【会場】東京・巣鴨 CQ出版社セミナ・ルーム [地図]
セミナ会場

※本セミナはZoomを使ったオンライン同時開催セミナです.
オンライン受講を希望される場合は,セミナ申込後,メールでご連絡ください.
詳細は,オンライン同時開催セミナについてに記載されていますので,必ずお読みください.


 「ミリ波レーダはとにかく分かりにくい」という嘆きをよく聞きます.本屋には教科書が売られてますが,やたら数式を並べて物理的イメージが沸かない解説や,既に使われない古い技術の解説が多く,講師自身も入門者時代に大変苦労しました.この体験を踏まえ本セミナは,レーダ入門者が最初の壁を乗り越えるお手伝いを目指したものです.

 ミリ波レーダの2大市場のうち,規模は②が圧倒的に大きく,難易度も②が圧倒的です.しかしあまり知られてませんが,原理については①が②を学ぶ基礎という関係です.講師自身も過去に,まず①から入門して②へ進みました.

①幼児置き去りセンサを代表とするバイタル(=生体信号)センサと、スピードガン
②車載レーダを代表とする,イメージングレーダ

 このような背景から,本セミナは下記構成にしました.①も②も説明しますが,①が②の基礎であること,CQセミナでは電機業界の参加者が多いことを踏まえ,①の比重を大きくしたことが特徴です.

・まず①の原理・物理的イメージを,ほぼ数式を使わず,マウスで動かせるアニメーションで体感して掴んで頂く.特に,「位相を測定する」という現代レーダの本質を掴んで頂く.
・その理解に基づいて,②の「2次元レーダ」までの原理を,やはりアニメーションや体験プログラムで掴んで頂く.
・残った時間で,②の中級レベルの補足説明を可能な限り行います.

・最新の車載レーダ技術は,②の上級レベルになります.説明時間が足りませんが,「こんな知識が求められる」というリストだけは示します.

●対象聴講者
 これからミリ波レーダを始めたいが,何から勉強して良いか分からない,と壁を感じている初学者の方がターゲットです.

●講演の目標
・ミリ波レーダの原理を,なるべく数式を使わず,体験的・ビジュアル的・直感的に把握できる.
・2大市場(車載レーダとバイタルセンサ)や初級・中級・上級向けの知識を,整理して順番に提供する.結果的に,初級~中級の途中までの知識を1日で得られる.

●内容
1. 導入
 1.1 ミリ波レーダの2大方式
 1.2 ミリ波レーダの2大市場
 1.3 ミリ波レーダ技術は1日では説明できないぐらい広い.学ぶターゲットを絞ろう.
 1.4 他センサと比べた,ミリ波レーダの利点
 1.5 他センサと比べた,ミリ波レーダの欠点

2. バイタルセンサとスピードガン
 2.1 空中を飛ぶミリ波電波のイメージを,動くアニメーションで掴もう.
 2.2 正弦波の「位相」という,非日常的な概念に慣れよう.
 2.3 「位相」 に注目すると,1mm以下の微小な距離変化を測定できる.
 2.4 微小な距離変化測定を活かした2大アプリが,「バイタルセンサ」 と 「スピードガン」
 2.5 バイタルセンサ開発の注意点
 2.6 「バイタルセンサ」「スピードガン」 は、車載レーダを学ぶ基礎にもなる.

3. イメージングレーダ(初級)
 3.1 FFTアルゴリズムに慣れさえすれば,静止状態の1~3次元イメージングレーダは何とかなる.そして,FFTアルゴリズムに慣れる近道は,数学ツール(Matlab等)を使い倒すこと.
 3.2 「1次元測距レーダ」 は,バイタルセンサで用いた 「ドップラーレーダ」 と双対な関係.
 3.3 「2次元イメージングレーダ」 の原理

4. イメージングレーダ(中級)
 4.1 イメージングレーダ信号処理は,「デジタル信号処理」の一種
 4.2 FFTアルゴリズムの細かい知識
 4.3 「1次元レーダ」 のチャープ設計が出来れば,レーダ技術者として一人前
 4.4 「2次元レーダ」 の細かい補足
 4.5 ほぼ全ての市販レーダチップが搭載する機能「MIMO」
 4.6 車載レーダの速度測定原理
 4.7 比較的よく出会うゴースト現象

5. イメージングレーダ(上級)
 ※時間が足りず説明できないが,講師が知る範囲で,車載レーダ界の話題のリストを紹介.



位相差を手抜きで計算できる簡略化モデル




2次元レーダ信号処理の流れ


【受講者が持参するもの】
特に無し.
体験サンプルプログラム(Windows exe,Matlab,Octave)やビデオを事前配布しますが,特にセミナ中に自前PCでリアルタイムで実行する必要は無く,配布資料を読み直しながら後日都合が良い時に実行してもらえば問題ありません.

【講師】
天野 義久 氏〔神奈川工科大学(KAIT) 先進自動車研究所 DIVPプロジェクト 特任研究員〕
 京都大学電気学科卒後,電機業界(京セラとシャープ)で,半分は高周波無線回路屋として,半分はシミュレーションプログラマとして経験を積んだ. 2013年に自動車部品業界(ミネベアミツミ・ユーシン)へ移ると,ちょうど過去の経験を活かせるミリ波レーダが車に載り始めた時期と重なり,これが天職となった.同時に,回路屋から信号処理プログラマへ転向. 国プロ「DIVP」へミリ波レーダ専門家として召集されたことが縁で,中核組織である神奈川工科大学へ移る.現在は,現実世界のミリ波レーダモジュール開発ではなく,仮想世界の三大センサ(カメラ・LiDAR・ミリ波レーダ)のシミュレーションモデル開発に従事.



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