【USBセミナ】10Gbps伝送を実現する物理層とその評価(講師のライブ実験あり)

【USBセミナ】10Gbps伝送を実現する物理層とその評価(講師のライブ実験あり)
―― リタイマ,符号化,スクランブラ,イコライザの解説からコンプライアンス・テストまで

 

【開催日】2020年3月12日(木) 10:00-17:00 1日コース
【セミナNo.】ES19-0175  【受講料】20,000円(税込)
【会場】テクトロニクス社 セミナールーム [地図]
セミナ会場

本セミナでは,USB 3.2の10Gbps物理層を支える技術を,オシロスコープで信号波形を観測しながら説明する.
・リセットや接続検出を行うLFPS(低周波周期信号)
・10Gbpsのサポートを通知するLBPM(LFPS Based PWM Message)
・TS1,TS2,TSEQなどの信号
・イコライザの効果.ArbFilterファイルを使ってTP2からTP4の波形を再現
・シンボル間干渉の実例(BSA12500ISI)
・TxEQを変えて,その効果と限界を見る
・リタイマ,クロック・データ・リカバリ(CDR)の効果
さらに,測定技術としてコンプライアンス・テストを実演しながら説明する.
・コンプライアンス・パターンを実波形を切り替えながら説明
・コンプライアンス・テスト:TxおよびRx双方を実施

USB 3.2 Gen2×1(10Gbps)のSSDのコンプライアンス・テスト風景
USB 3.2 Gen2×1(10Gbps)のSSDのコンプライアンス・テスト風景

第1部. USB 3.2と10Gbpsを支える技術
1 . USB 3.x規格の変遷
 1.1 USB 3.0からUSB 3.1への変遷
 1.2 USB 3.1からUSB 3.2への変遷
2 . 10Gbpsの物理層
 2.1 想定チャンネル・モデル
 2.2 伝送路損失目標と配分
3 . 5Gbpsと10Gbpsのトランシーバとレシーバの違い
 3.1 符号化
 3.2 スクランブラ/ディスクランブラ
 3.3 SKPオーダード・セット
4 . ポーリング
 4.1 USB 3.0のポーリング
 4.2 USB 3.1以降のポーリング
  4.2.1 SCD1, SCD2
  4.2.2 LBPM
5 . USB 3.2により拡張された機能
 5.1 レーン0と1
 5.2 フォールバック優先順位
 5.3 レーン間スキュー
6 . イコライザとその効果
 6.1 トランスミッタ・イコライザ
 6.2 リファレンス・レシーバ・イコライザ
  6.2.1 リニア・イコライザ(CTLE)
  6.2.2 1タップDFE
 6.3 イコライザの効果
7 . リタイマ
 7.1 USB 3.2でのリタイマ
  7.1.1 リドライバ
  7.1.2 ビット・レベル・リタイマ
  7.1.3 SRISリタイマ
 7.2 リタイマのレシーバ検出
 7.3 アクティブ・ケーブル・アーキテクチャ
 7.4 リタイマ:パススルー・ループバックとローカル・ループバック

第2部 USB 3.2の測定技術
8. コンプライアンス・テスト
 8.1 プローブによる測定と規格
9 . トランスミッタ・テスト
 9.1 概要:使用する機材と接続
 9.2 コンプライアンス・パターン
 9.3 アイ・ダイアグラムとジッタ(TD1.3/1.4)
 9.4 10Gbpsトランスミッタ・イコライザ(TD.1.5)
 9.5 LFPS測定(TD.1.1)
 9.6 SSC(TD.1.6/1.7)
10. レシーバ・テスト
 10.1 概要,使用する機材と接続
 10.2 ループバック
 10.3 ジッタ耐性テスト(TD.1.8/1.9/1.10)
 10.4 キャリブレーション
 10.5 LFPS測定(TD.1.2)

USB 3.2 Gen2×1(10Gbps)のイコライザ適用後のアイ・ダイアグラム.角々しているのがDFE(Decision Feedback Equalizer)の特徴
USB 3.2 Gen2×1(10Gbps)のイコライザ適用後のアイ・ダイアグラム.
角々しているのがDFE(Decision Feedback Equalizer)の特徴

●対象聴講者
USB 3.2をはじめ高速シリアル・インタフェースの物理層技術および測定技術を理解したい方

●講演の目標
下記項目について理解すること
・SuperSpeed USB/SuperSpeed USB 10Gbps/SuperSpeed USB 20Gbpsの違い
・Gen1×1, Gen1×2, Gen2×1, Gen2×1の違い
・5Gbpsと10Gbpsの物理層技術の違い
・イコライザやリタイマの種類・原理・動作の違い

※講演の参考文献
CQ出版社「USB 3.2のすべて」,「USB Type-Cのすべて」も目を通しておいていただくと一層良い.RFワールドNo.46, 47, 48でも可.


【受講者が持参するもの】
不要

【講師】
畑山 仁 氏〔テクニカル・コンサルタント、 元テクトロニクス社/ケースレーインスツルメンツ社〕
 高速ディジタル,高速シリアル・インタフェース,最近では特にUSB 3.2,USB 4をサポート.執筆が多数あり,書籍としてはCQ出版社「PCI Express設計の基礎と応用」,「USB 3.0設計のすべて」,「USB Type-Cのすべて」,「USB 3.2のすべて」,またRFワールドNo.46から高速シリアル・インタフェースの記事を毎号掲載.

鈴木 克彦 氏〔テクトロニクス社/ケースレーインスツルメンツ社 アプリケーション・エンジニア〕
 高速シリアル・インタフェース計測のスペシャリストとしてテクトロニクス社に勤務.SATA,USB,PCI Expressなど多くの規格のコンプライアンス・テストに精通.規格団体主催のプラグフェスタ,コンプライアンス・ワークショップにも豊富な参加経験を持つ.


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