マイコン・組み込み開発のリスク認識 入門[実習・講師による実験実演付き]

マイコン・組み込み開発のリスク認識 入門[実習・講師による実験実演付き]
―― ハッカーはどうやって侵入してくるのか?プログラミング工程の重要性について

  

【開催日】2020年2月7日(金) 10:00-17:00 1日コース
【セミナNo.】ES19-0156  【受講料】24,000円(税込)
【会場】東京・巣鴨 CQ出版社セミナ・ルーム [地図]
セミナ会場

 組み込みシステムの多くはC言語でプログラミングされているが,言語レベルの安全性の保証範囲が小さく,バグや脆弱性が発生しやすいことから,組み込み開発者はソフトウェア開発段階でリスク認識できることが必要である.
 本セミナでは,セキュリティ・リスクを学び,組み込み開発者として必須であるセキュリティ視座の習得を目標とする.カリキュラムは,組み込み開発の現状から学び,C言語の危険性について講師の実演(ハッキング)を通じて学習する.
 その上でSociety5.0で提唱されているIoT(Internet of Things)の推進に向けての注意点,そしてIoT化に有効なプログラミング言語(Zen言語)の解説を中心に,次世代の組み込み開発技術を学習していく.

1. Society5.0について
 1.1 組み込みシステムはどう変わるか?
2. C言語の危険性とは?
 2.1 C言語仕様が設計された経緯と現代のコンピューティング環境
 2.2 未定義動作と脆弱性
 2.3 セキュリティ・インシデント事例
 2.4 ハッキング実演
 2.5 なぜ組み込み開発でC言語が利用されるのか?
3. Zen言語とは?
 3.1主な特徴
 3.2 基本となる文法の紹介
  3.2.1 変数/定数とプリミティブ型
  3.2.2 ユーザー定義型
  3.2.3 基本構文
  3.2.4 テスト・フレームワーク
4. Zen言語による安全性チェック体験
 4.1 バッファ・オーバーラン
 4.2 整数オーバーフロー
 4.3 型変換
 4.4 その他
5. まとめ

NULLポインタについて
NULLポインタについて

●対象聴講者
・組み込み開発を主にC言語で行っているエンジニア
・新しい組み込み開発の手法を学びたいエンジニア
・Society 5.0に向けた組み込みシステムのセキュリティ・リスクを学びたい方
・新しいZen言語を学びたい方

●講演の目標
・組み込み開発者としてのセキュリティ視座を取得できる
・マイコン開発環境の現状を理解できる
・C言語の危険性を理解できる
・IoTに求められる組み込み開発ツールを理解できる
・C言語に替わるプログラミング(Zen言語)について理解できる

●参考文献
・中林智之 帝都久利寿 向井達郎 共著『The Zen Book ~プログラミング言語Zen入門~』
The Zen Book
The Zen Book
・中林智之 著『Zenbedded Zen言語で作る組込みシステム ~CPUリセットからUART編~』
Zenbedded Zen言語で作る組込みシステム
Zenbedded Zen言語で作る組込みシステム



【受講者が持参するもの】
ノートパソコン
・お好きなテキスト・エディタのご用意をお願いします.
・Zenコンパイラを以下のWebサイトより事前ダウンロードをお願いします.
( https://www.zen-lang.org/ja-JP/download/)
ノートパソコンが持参できない方は,事務局より貸し出ししますので,事前にご連絡ください.

【講師】
中林 智之 氏〔コネクトフリー株式会社 Platform Products & Services Sr. VP〕
 プロセッサ・アーキテクチャの研究や,組み込みシステムの開発に携わった後,安全なプログラミング言語での組み込みシステム開発に興味を抱く. ZenやRustを用いた組み込みシステム開発の普及活動を行っている.


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コース

 1日コース

カテゴリ

 組み込みシステム

シリーズ

 

特徴

 講師実演
 実習

キーワード

 IoT
 OS
 セキュリティ
 ソフトウェア
 プログラミング言語
 マイコン
 暗号
 開発環境
 開発手法
 研究開発

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