実習・計測のプロが教える電源回路評価法　／　CQ出版株式会社

実習・計測のプロが教える電源回路評価法

実習・計測のプロが教える電源回路評価法
―― 誤計測をしないオシロスコープ&プローブの使いこなし

※※※ このセミナの最新の開催について ※※※

同じ内容のセミナが開催予定です
新しいセミナは こちら(ES19-0158) をご覧ください

【開催日】2019年5月28日(火)　10:00-17:00　1日コース
【セミナNo.】ES19-0037　　【受講料】19,000円(税込)
【会場】東京・巣鴨 CQ出版社2Fセミナ・ルーム [地図]

　電気の動きを波形として観測できるオシロスコープは，エレクトロニクスに携わるエンジニアのマザー・ツールである．ところが同じ波形を同じオシロスコープを使っても，人によって観測結果が異なることが少なくない．サプライヤが保証する製品の性能をユーザが確認すると，期待した性能が得られていない，とトラブルになることもある．オシロスコープのメーカは勿論のこと，型名も同じモノを使っての話である．これはオシロスコープの電圧軸・時間軸等の設定，プローブの扱い方が不適切なことが原因であることが多い．
　本セミナでは，適切な性能のオシロスコープの選択，適切な設定，さらにプロービング・テクニックを習得することにより，波形計測として誤差の多いスイッチング電源のノイズ測定を例に解説する．

1. オシロスコープができる事，できない事，限界と可能性
2. 適切な性能のオシロスコープの選定
　2.1 最低限必要な性能　～　信号と周波数帯域の関係
　2.2 余裕を持った性能とは
3. 適切な設定とは
　3.1 適切な電圧軸設定
　　　実習　スイッチング電源のノイズ測定（その1，その2）
　　　★低周波専用1:1プローブの製作
　3.2 適切なサンプル・レートの決め方とレコード長
　　　実習　スイッチング電源のノイズ測定（その3）
　3.3 ピン・ポイントでトリガをかける
　3.4 メモリを有効利用できるディレイ機能
　　　実習　スイッチング電源のノイズ測定（その4）
4.波形解析の効率化のツール
　4.1 波形パラメータの自動測定と適切な使い方
　　　実習　スイッチング電源のノイズ測定（その5）
　4.2 見たいポイントをクローズ・アップする方法
　　　実習　スイッチング電源のノイズ測定（その6）
5.波形測定のキーはプロービング
　5.1 プローブの役目と種類
　5.2 プローブの負荷効果
　5.3 パッシブ･プローブの原理と使いこなし
　5.4 プローブ・アクセサリの考察
　5.5 アクティブ電圧プローブ
6.AC電源のグラウンドとは？
7.プローブが拾うノイズ
8.磁界ノイズの検出
　　　★近接磁界プローブの製作
9.低レベルの高周波電源リップルの計測
　　　★高周波専用1:1プローブの製作
10.電流プローブ
　10.1 正しい選択と使い方
　10.2 微小電流波形の計測方法

プローブを回路に挿入すると

オシロスコープの内部構造

実習で製作する,市販では入手しにくい3種類のプローブ

●対象聴講者
・日頃，業務としてオシロスコープを使用している方
・現在使用しているオシロスコープの性能が満足できているか自信の無い方
・波形計測の結果に自信が持てない方
・たくさん機能があっても使いこなせていない方
・オシロスコープの測定結果がどれ位正しいのか確信が持てない方

●講演の目標
・計測対象に対して必要な性能のオシロスコープを選択できるようになる
・オシロスコープの適切な設定ができるようになる
・オシロスコープの計測結果に自信が持てるようになる
・プローブの重要性が理解できる
・正しいプローブの扱い方，プロービングができるようになる

【受講者が持参するもの】
不要