実習・RTK測位の使い方(最新u-blox F9Pのデモおよび評価の紹介を含む)

実習・RTK測位の使い方(最新u-blox F9Pのデモおよび評価の紹介を含む)
―― 衛星測位の概要から,RTK測位の実際まで

  

【開催日】2019年2月23日(土) 10:00-17:00 1日コース
【セミナNo.】ES18-0173  【受講料】50,000円(税込)
【会場】東京・巣鴨 CQ出版社5Fセミナ・ルーム [地図]
セミナ会場

RTK測位が初めての受講者を対象に,講義と実習で衛星測位の概要からRTK測位に必要な知識を学び.トラ技スタータ・キットを使ってRTK測位できるところまで習得する.トラ技RTKスタータ・キットによるRTK測位の設定方法および,オープン・ソースGNSS測位計算プログラム・パッケージRTKLIBを使ったRTK測位も学ぶ.また,RTK測位の精度や問題点,高精度衛星測位の現状と将来性,建設分野における応用事例やGPSロボットカー・コンテスト,つくばチャレンジでの利用事例を紹介する.
今回は最新のローコスト2周波受信機u-blox F9Pのデモンストレーションおよび評価結果を紹介する.まだ市場に出回っていない最新受信機の実力を知る貴重な機会となる.

*実習で使用するのは「トラ技RTKスタータキット基準局用【TGRTK-A】」です.同キットはお持ち帰りできます.

1.衛星測位の基礎知識(講義)10:00-10:40
 1.1 衛星測位の測位法
 1.2 測位精度
 1.3 衛星システムの全体像
 1.4 衛星測位受信機の種類
2.トラ技RTKスタータ・キットを動かそう(実習)10:40-12:00
 2.1 ユーブロックス社M8P受信機の概要
 2.2 ユーブロックス社GNSS受信機評価ソフトウェアu-centerの使い方
 2.3 M8Pの設定項目をのぞいてみよう
 2.4 M8PでGNSS信号を受信してみよう
 2.5 受信ステータスを表示してみよう
3.RTK測位の基礎知識(講義)13:00-13:45
 3.1 RTK測位に必要な機器
 3.2 RTK測位ができる受信機
 3.3 測位精度フラグFixとFloat
 3.4 RTK測位の測位精度
 3.5 受信機で扱うデータ・フォーマット(RAW, RTCM, NMEA)
4.トラ技RTKスタータ・キットでRTK測位しよう(実習)13:45-15:00
 4.1 ユーブロックス社M8P受信機の設定項目
 4.2 移動局の設定をしてみよう
 4.3 NTRIPサーバから基準局データを受信してRTK測位してみよう
5.オープン・ソースGNSS測位計算プログラム・パッケージRTKLIBで測位しよう(実習)15:00-16:20
 5.1 RTKLIBの概要
 5.2 RTKNAVIの設定
 5.3 M8P出力のRAWデータを使ってRTKNAVIで測位計算
 5.4 RTKPLOTで測位結果を見てみよう
6.高精度衛星測位の現状と将来(講義)16:20-17:00
 6.1 RTK測位の問題点
 6.2 各国の測位衛星システム
 6.3 RTK測位が可能な受信機の動向
 6.4 高精度衛星測位の種類と特徴(RTK,VRS,PPP,PPP-RTK)
 6.5 高精度衛星測位の応用事例
 6.6 最新u-blox F9Pのデモンストレーションおよび評価結果

RTK動作中の「トラ技RTKスタータキット」およびM8Pボード
RTK動作中の「トラ技RTKスタータキット」およびM8Pボード

F9P受信モジュールと基板実装したF9P
F9P受信モジュールと基板実装したF9P

●対象聴講者
・トラ技特集を見てRTKに興味を持って試してみたいと思った方
・どんな用途に活かせるかを知りたい方
・無線,ハードウェア,ソフトウェアがメインで,測位や測量についてはほぼ知らない方

●講演の目標
・RTKおよびGNSS測位の原理を理解する.
・RTKLIBの基礎的な使い方を習得する.
・「トラ技RTKスタータキット」の使い方を習得し,RTKLIBと組み合わせて,センチメータ級位置計測ができる.

●本セミナ関連URL
・『全国で1cm測位!RTK-GPSのページ』,CQ出版社,2018年1月.


【受講者が持参するもの】
・ノートPC(OS:Windows 7/8.1/10のいずれか,無線LAN付き)
 お持ちでない方:貸し出し用ノートPCを用意しますので,事前に,セミナ事務局にメールでご連絡ください.

【講師】
岡本 修 氏〔国立高等専門学校機構 茨城工業高等専門学校 教授(電子制御工学科長・専攻科情報工学コース主任),土木学会 土木情報学委員会 副委員長〕
 1993年西松建設(株)技術研究所研究員,2000年茨城工業高等専門学校助手,2002年博士(工学)「リアルタイム・キネマティックGPS測位の建設工事における応用に関する研究」,主に建設業における高精度衛星測位の応用において,1周波RTK測位の普及等のローコスト化,遮蔽やマルチパスの多い環境におけるcm級 測位の応用,誤差補正法に取り組む.RTK-GPSの誤差補正法等で2001年日本測量協会測量技術奨励賞,地下埋設物可視化システムの開発で2019年土木学会技術開発賞を受賞.https://researchmap.jp/read0195233


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コース

 1日コース

カテゴリ

 回路・電子部品
 組み込みシステム

シリーズ

 

特徴

 KIT付き
 実習

キーワード

 コミュニティ
 コンピュータ
 センサ
 ソフトウェア
 モジュール
 開発環境
 技術教育
 計測
 研究開発
 通信

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