実習・シミュレーションを活用したスイッチング電源トランスの効率的な設計技術

実習・シミュレーションを活用したスイッチング電源トランスの効率的な設計技術
―― トランス・インダクタの基本解析からスイッチング電源回路シミュレーションまで

 

【開催日】2014年4月9日(水) 10:00-17:00 1日コース
【セミナNo.】ES14-0011  【受講料】15,000円(税込)
【会場】東京・巣鴨 CQ出版社セミナ・ルーム [地図]
セミナ会場

 近年はスイッチング電源回路の分野でもシミュレーションが行われている.しかし,電源トランス部分については職人技的なものが必要で,カット・アンド・トライによる設計を実施していることも少なくない.現状,トランス・コイルを設計解析,モデリング可能なツールは世の中に少なく,メーカはスイッチング電源回路のシミュレーションが可能なトランスやコイル用のモデルもあまり公開していない.
 本セミナでは,いくつかの仕様を元にトランス・コイル設計解析ツール(Magnetics Designer)を使用して解析やモデリングを行う.また,回路シミュレータを使用してスイッチング電源回路のシミュレーションを実演しながら,実際の設計業務に役立つ内容を学んでいく.

1.出力5V 10A(50W)フォワード・コンバータ用トランスのシミュレーション
 1.1 電気仕様の準備と入力設定
 1.2 トランスの温度上昇
 1.3 出力されたフォワード型トランスのSPICEモデル
 1.4 トランスのテスト回路の作成,シミュレーション
 1.5 絶縁用の層間紙,スペース巻き,巻線断面構成の変更の性能比較検証
 1.6 フィルタ・インダクタ(20μH,10A) 
2.出力24V 2A(50W)フライバック・コンバータ用トランスのシミュレーション
 2.1 連続電流モード
 2.2 不連続電流モード
 2.3 コア・ギャップの変更
 2.4 新たなコア材の設定
 2.5 新たなマグネット・ワイヤの設定(銅線,3層絶縁電線, 平角線,銅はく,リッツ線の性能比較検証)
 2.6 プレーナ型トランスへの応用 
3.スイッチング電源回路への応用シミュレーションの実例
 3.1 PWM ICを使用した電源回路での効率およびノイズ解析
 3.2 フルブリッジ型,出力50V 3.4A(170W)
 3.3 プッシュプル型, 出力12V 100A(1.2KW)
 3.4 トランスの可飽和コアのモデル
 3.5 SPICEモデル登録と共振型の例
 3.6 シミュレーションと実測の比較例

●対象聴講者
・初めて電源回路シミュレーションを実施する方
・シミュレーションによるトランスやコイルの解析を学びたい方
・コースで指定するソフトウェアをインストールしたノート・パソコンを用意できる方

●講演の目標
・トランス・コイルの設計解析と電源回路シミュレーションを実施できるようになる
・設計検証をすばやく行えるようになり,実務設計を効率的に行えるようになる

●受講者が持参するもの
・Windows OSを搭載し,指定ソフトウェアを事前にインストールしたノート・パソコン
※ 受講者が持参するノート・パソコンには,Windows XP/Vista/7,RAM 128Mバイト以上(推奨),100Mバイトのディスク空き容量のほか,事前にMagnetics DesignerとICAP/4のデモ版をインストールしておく必要があります.入手先(いずれも無料)とインストール手順は,別途連絡します.


【講師】
真島 寛幸 氏〔(株)アイヴィス 〕
 半導体メーカにてアナログ信号処理ICの回路設計を担当後,2000年に(株)アイヴィスに入社.現在はアナログ系EDAツール全般の技術サポートに従事.


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