実習・dsPICマイコンによるディジタル・パワー制御技術の学習 [教材基板付き]

実習・dsPICマイコンによるディジタル・パワー制御技術の学習 [教材基板付き]
―― ディジタル実験ボードを使用して直流電圧と交流電圧を発生させる

  

【開催日】2013年7月23日(火) 10:00-17:00 1日コース
【セミナNo.】ES13-0075  【受講料】32,000円(税込)
【会場】東京・巣鴨 CQ出版社セミナ・ルーム [地図]
セミナ会場

 実験基板を動かしながら,マイコンによるディジタル・パワー制御を体験するセミナである.受講者がオシロスコープや負荷装置を使って,実験基板を動作させる.実験基板にはdsPICマイコンで動作するコンバータが2回路搭載されており,dsPICマイコンのプログラムを書き換えながら,ディジタルで制御された「DC-DCコンバータ」や「DC-ACインバータ」動作を体感する.初めにDC-DCコンバータを動かして,ディジタル制御電源の原理を理解する.次に2回路のコンバータを使用して,家庭用のソーラーコンディショナと同じ商用周波数の交流電圧を発生させ,交流電圧を出力するDC-ACインバータのディジタル制御を理解する.

1.実験基板のパワー回路とマイコンおよび周辺回路はどのようにできているのか
 1.1 実験基板の回路構成と主要実装部品の内容
 1.2 パワー・ボードに実装しているコンバータの設計内容
 1.3 マイコンの構造とディジタル・パワー制御で必要な機能
2.ディジタル電源の動作原理
 2.1 安定性が良好なディジタル化の手法
 2.2 ディジタルコントローラの実装方法
 2.3 演算プログラムの作成方法
3.実験ボードを動作させるための初期設定プログラム内容
 3.1 I/Oポートの初期設定内容
 3.2 PWMの初期設定内容
 3.3 AD変換器の初期設定内容
 3.4 割り込み制御の初期設定内容
4.DC-DCコンバータを動作させる
 4.1 DC-DCコンバータ制御プログラムの概要
 4.2 制御パラメータの設定内容
 4.3 DC-DCコンバータを動作させ制御パラメータと出力特性の関係を調べる
5.DC-ACインバータを動作させる
 5.1 DC-ACインバータの動作原理
 5.2 DC-ACインバータの制御プログラムの概要
 5.3 フィードバックなしで交流電圧を発生させる
 5.4 フィードバックを施して出力電圧を安定化させる

●対象聴講者
・ディジタル・パワー制御に興味があり,実際に実験基板を動かしてみたい方
・マイコンを使用したディジタル・パワー制御を理解したい方
・アナログ式のパワー回路や電源回路を設計しているエンジニアの方
・上記に加えdsPICマイコンとMPLAB IDEについて多少の知識のある方
・トランジスタ技術2010年10月号の特集記事を読んだ方

※実験教材基板として,以下のものを配布します(お持ち帰りいただけます).
・ディジタル・パワー制御ベース・ボード「MPMDP33-BASE」 1枚
・2A出力ハーフ・ブリッジ・パワー・ボード「MPM4800-PM」 2枚
・ACアダプタ「STD-24010U」(24V,1A) 1個
本セミナで使用する教材基板(実験基板)
使用する教材基板(実験基板)

※実験基板の詳細は,「実験解説!ディジタルでパワー制御 特設ページ」をご覧ください.

●講演の目標
・マイコンを使用したディジタル・パワー制御の概要を理解できる
・ディジタル電源用マイコンを理解できる
・ディジタル電源に必要な初期設定プログラムを理解できる
・ディジタル化の手法を理解できる
・電源制御に必要な演算プログラムを理解できる
・DC-DCコンバータの動作原理と制御内容を理解できる
・DC-ACインバータの動作原理と制御内容を理解できる

●参考文献
・特集「実験解説! ソフトでソフトなパワー制御」,トランジスタ技術 2010年10月号

●受講者が持参するもの
・MPLAB IDEとMPLAB C コンパイラをインストールしたノート・パソコン(操作方法を理解していることが前提)
・dsPIC書き込みツール(ICD2,ICD3,PICkit2,PICkit3のいずれか.ただし,ICD2,ICD3はそのまま接続できないのでPICkitと同じコネクタに変換するケーブルが必要)


【講師】
田本 貞治  氏〔パワエレ技術研究所 所長,東京大学 特任研究員 〕
 2008年高知工科大学大学院後期博士課程終了,博士(工学).2011年ユタカ電機製作所退社,同年パワエレ技術研究所創業,電源技術コンサルティング,技術者教育,電源回路設計とディジタル電源の研究開発設計に従事.現在,東京大学総括プロジェクト機構「電力ネットワークイノベーション(デジタルグリッド)」総括寄付講座特任研究員


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  • 評価ボードの全体的な説明と,原理的な説明を聞きたかったが,大体理解できた.大変参考になり,会社に戻って,実験できると考えます.(50代,機器開発マネージャ)
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コース

 1日コース

カテゴリ

 回路・電子部品
 半導体デバイス

シリーズ

 

特徴

 基板付き
 実習

キーワード

 CPU
 アナログ
 ディジタル信号処理
 制御
 電源

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