装置のシールド/グラウンド設計法

装置のシールド/グラウンド設計法
―― ノイズに強い電子装置を開発するための基礎知識


※※※ このセミナの最新の開催について ※※※

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【開催日】2013年7月10日(水) 10:00-17:00 1日コース
【セミナNo.】ES13-0062  【受講料】15,000円(税込)
【会場】東京・巣鴨 CQ出版社セミナ・ルーム [地図]
セミナ会場

 ノイズに強い装置を設計する上で,ノイズ対策技術の基本となるシールドおよびグラウンド設計法を理解し,応用していくことが必要である.最近の電子装置は,プロセッサのクロック周波数の上昇など加速度的に高速化が進んでおり,本来の性能を発揮する上でノイズ技術を設計段階から盛り込むことの重要性がクローズアップされている.本セミナでは,ノイズの伝わり方とノイズ対策の基本を理解した上で,効果的なシールドの設計法,グラウンドの設計法を中心に,実際の経験をもとに分かりやすく解説する.また,電源系からのノイズを防止するACライン・フィルタの効果的な使い方,および信号ケーブルのノイズ防止にも言及する.

1.ノイズの伝わり方とノイズ対策
 1.1 伝わり方の分類と基本的対策
 1.2 静電誘導と電磁誘導,そして電磁波の違い
 1.3 共通インピーダンス
 1.4 ディファレンシャル・モードとコモン・モード
2.装置におけるシールド設計法
 2.1 静電シールド
 2.2 発生源近くに対する電磁シールド
 2.3 電磁波に対する効果的シールド
 2.4 磁気シールド
 2.5 プラスチックのシールド処理
3.装置におけるグラウンド設計法
 3.1 装置およびシステムのグラウンドの種類
 3.2 パワー回路と電子回路の混在時の対策
 3.3 外部信号線のグラウンド
 3.4 信号入力部の種類と特徴
4.ACライン・フィルタの使い方
 4.1 ACライン・フィルタの動作
 4.2 ACライン・フィルタの種類
 4.3 実装方法
5.信号ケーブルにおけるノイズ防止
 5.1 ケーブルの選定
 5.2 コネクタ部の取り扱い
 5.3 信号ケーブルでのノイズ対策

●対象聴講者
・理論と実践のギャップを埋める効果的対策を知りたい方
・ノイズ・トラブルを未然に防ぐ方法を知りたい方
・高速化時代の設計/製品開発で不可欠となるノイズ対策技術を身に付けたい方

●講演の目標
・シールドおよびグラウンドの基本技術を身に付けられる
・各種のEMC設計・対策を試行錯誤でなく効率的かつ効果的に進められるようになる

●参考文献
・山崎弘郎,仁田周一,斉藤成一,古谷隆志,上野美幸;『ディジタル回路のEMC』,オーム社,2002年11月.


【講師】
斉藤 成一 氏〔SSノイズラボラトリ 代表 博士(工学)〕
 現在,ノイズ・高速信号伝送分野を中心に電気電子機器に関する技術コンサルティングを行っている.経歴としては,電機メーカにて,化学,鉄鋼プラントなどの制御用コンピュータシステムや通信サーバなどの高性能コンピュータの研究・開発,そして基盤技術となる高速信号伝送やEMCの研究・開発など幅広く経験し,グラウンドやシールド設計を含む電磁ノイズ低減に取り組んできた.また,高専・大学にて,環境電磁工学の研究指導や高周波回路・通信工学講義などを担当.


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過去に受講された方のコメント

  • シールドとグラウンド設計の基本的な考え方について聞きたかった.満足しました.(20代,機器開発エンジニア)
  • 実際の開発で使用できるノイズ対策について聞きたいと思いました.満足しました.(30代,機器開発エンジニア)
  • 静電気の放電ノイズ対策について聞きたかった.満足しました.(30代,装置開発エンジニア)
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コース

 1日コース

カテゴリ

 回路・電子部品
 基板・ノイズ

シリーズ

 

特徴

 

キーワード

 ノイズ
 研究開発
 電子部品
 電磁界
 品質管理

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