実習・FPGAを使った画像フィルタ処理回路の開発

実習・FPGAを使った画像フィルタ処理回路の開発
―― 組み込みカメラ開発キットを利用してデバイスの潜在能力を引き出す実装ノウハウを解説

 

【開催日】2012年12月8日(土) 10:00-18:00 1日コース
【セミナNo.】ES12-0130  【受講料】28,000円(税込)
【会場】東京・巣鴨 CQ出版社セミナ・ルーム [地図]
セミナ会場

 近年,FPGAデバイスのめざましい発展(性能向上,大規模化,ローコスト化)により,これまでASICなどの専用ハードウェアで行っていた複雑な画像処理が手軽に実現できるようになってきた.ただし,高度で高性能な回路を実装するには,FPGAのデバイス・アーキテクチャを理解し,その利点を有効活用する必要がある.
 ここではAptina社製イメージ・センサとXilinx社製FPGAを搭載した組み込みカメラ開発キットを利用して,最適な画像フィルタ処理回路を設計する.演習を行いながら,画像フィルタをFPGAに実装する際の勘所を解説する.また,最近話題のC言語高位合成ツールによる設計事例も紹介する.

1.はじめに
 1.1 画像処理あれこれ
 1.2 システムへの適用例
2.画像フィルタ基礎
 2.1 2DFIR(微分)フィルタ概要
 2.2 演算ツリー
 2.3 各種係数(平滑化,先鋭化,ラプラシアン,ガウシアンなど)
3.最新FPGAのデバイス・アーキテクチャと設計ツールフロー
 3.1 ASIC設計との違いと注意点
 3.2 内蔵ハード・リソース(RAM,演算器,シフト・レジスタなど) 
 3.3 高位合成ツールの今と昔・適用上の注意点 
4.フィルタ実装演習
 4.1 システム構成と開発環境の概要
 4.2 3×3 FIRフィルタ回路の実装
 4.3 C言語によるハード化回路記述例紹介およびデモ

※ パソコンやカメラ・キットなど,実習に使用する機材はこちらでご用意いたします.

本セミナで使用する組み込みカメラの開発キット(Aptina社のイメージ・センサとXilinx社のFPGAを搭載)
本セミナで使用する組み込みカメラの開発キット(Aptina社のイメージ・センサとXilinx社のFPGAを搭載)

●対象聴講者
・低コストで画像処理システムを開発したい方
・FPGAによる信号処理の実装方法を知りたい方 
・Verilog HDLを利用して,再利用可能で高度な回路記述を習得したい方
・Verilog HDLによる開発経験のある方(必須)
・C言語による開発経験のある方(推奨)

●講演の目標
・イメージ処理の基礎が分かる
・最新FPGAの活用方法が分かる 
・C言語ベースハード設計への入門が分かる

●受講者が持参するもの
・2Gバイト以上のUSBメモリ(実習サンプル・データの持ち帰りを希望される方のみ)

※ 本セミナの終了時刻は18:00を予定しています.


【講師】
早乙女 勝昭 氏〔アドバンスド・テクノロジー・リサーチ・ジャパン合同会社 President & CXO 〕
 FPGAマガジンなどFPGA関連記事執筆やセミナー開催多数. 『FPGAマガジン No.10 やっぱり楽ちん!C言語×FPGA』,CQ出版社,2015年7月. 『FPGAマガジン No.6 カメラ×画像処理×FPGA』,CQ出版社,2014年7月. 実習・直伝!最新FPGAを使ったビデオ・システムの開発(プラット・フォーム構築編) などなど. 病気療養生活から復帰後はPythonやGAS(JavaScript)やExcel VBAなどのスクリプト言語を活用しで社会保険関係書類の整理・作成効率化に従事,現在クラウド・インフラエンジニアリングにも注力. また現勤務先でグループ企業全社のDX化に向けて対応できるIT人材育成プロジェクトも推進.


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コース

 1日コース

カテゴリ

 組み込みシステム
 半導体デバイス

シリーズ

 

特徴

 実習

キーワード

 FPGA
 画像処理

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