誤り訂正符号化技術の基礎

誤り訂正符号化技術の基礎
―― ブロック符号の理解と演習

  

【開催日】2017年3月18日(土) 10:00-17:00 1日コース
【セミナNo.】ES17-0003  【受講料】19,000円(税込) /学生料金17,600円(税込)
【会場】東京・巣鴨 CQ出版社セミナ・ルーム [地図]
セミナ会場

 誤り訂正符号を基礎から理解したい人のために,本セミナはある.「改訂新版 データの符号化技術と誤り訂正の基礎」をベースに丁寧に解説をする.講義の途中,手計算で計算できる範囲で,実際に誤り訂正の例題を計算をして,理論と実際がどうなっているかを,体験を通しながら具体的に理解を深める.
 基礎としてはどうしても避けることの出来ない,有限体の代数の理解からはじまり,それをどのように符号化に利用されているのかの理解を深め,体系的に学ぶことによって,どのような場合でも理解できる応用力を養うことを目指す.

1.データの符号化とは
 1.1 符号化とは何?
 1.2 符号化の目的の種類
2.誤り訂正
 2.1 もっとも簡単なパリティチェックビットをつけるRS232C
 2.2 データの伝送と遅れる情報量の限界
 2.3 誤りの分類
3.誤り訂正の歴史
4.誤り訂正符号の分類
 4.1 ハミング符号
 4.2 ブロック符号
 4.3 畳み込み符号
 4.4 積符号
 4.5 組織化符号と非組織化符号
5.誤り訂正符号の基礎を完全理解
 5.1 有限体の代数
 5.2 規約多項式
 5.3 原始多項式と原始元
 5.4 共役元
 5.5 有限体での四則演算
 5.6 演習:有限体での掛け算と割り算
6.有限体を使ったブロック符合
 6.1 パリティチェック
 6.2 ハミング符号
 6.3 CRCチェック
 6.4 BCH符号
 6.5 リードソロモン符号
 6.6 演習:リードソロモン符号化の計算
7.ブロック符号の復号
 7.1 パリティチェック
 7.2 ハミング符号
 7.3 シンドロームと誤り位置多項式
 7.4 ピーターソン法
 7.5 チェン検索
 7.6 演習:リードソロモン符号の手計算による誤り訂正
8.ゴレー符号
9.ハーゲルバーガー符号

●対象聴講者
・誤り訂正に興味があり,いろんな本を読んで何度もチャレンジしたが挫折した方
・仕事で誤り訂正を使わなければ成らない方
・誤り訂正の基礎をしっかり理解したい方

●講演の目標
・誤り訂正の基礎を理解し,いろんな応用の場面で自分で誤り訂正を設計できる
・外注にまかせっきりだった誤り訂正を,自分でも理解し,主導権をもってプロジェクトを進められるようになること
・有限体の数学を理解すること

●使用するテキスト
・西村 芳一;『改訂新版 データの符号化技術と誤り訂正の基礎』,CQ出版社,2010年8月.
(サブテキストとして,講師のオリジナル資料も配布する)



●受講者が持参するもの
・テキスト:『改訂新版 データの符号化技術と誤り訂正の基礎』,定価2,376円(税込)をご持参ください.当日,セミナ会場でもお求めいただけますが,事前に入手し,予習されることを強くお勧めします.


【受講者が持参するもの】
関数電卓.ノート.筆記用具

【講師】
西村 芳一 氏〔株式会社エーオーアール 九州R&D 取締役部長〕
 1977年ソニー㈱入社。厚木工場にて放送機器の開発に従事。1992年タスコ電機㈱入社。無線データモデム、静止画モデムの開発に従事。2000年㈱エーオーアール入社。広帯域受信機の開発に従事。現在に至る。


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コース

 1日コース

カテゴリ

 回路・電子部品

シリーズ

 

特徴

 演習あり
 学割

キーワード

 ディジタル信号処理
 技術教育
 研究開発

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