高速ビデオ・インターフェース/HDMI2.1, DisplayPort1.4a, eDP1.4b, mipi, USB-Type-Cオルタネート・モード の最新動向 徹底解説![講師による実験実演付き]

高速ビデオ・インターフェース/HDMI2.1, DisplayPort1.4a, eDP1.4b, mipi, USB-Type-Cオルタネート・モード の最新動向 徹底解説![講師による実験実演付き]
―― HDMI,DisplayPort,機器内インターフェースの基礎と開発の実際

 

【開催日】2019年4月22日(月) 10:00-17:00 1日コース
【セミナNo.】ES19-0027  【受講料】18,000円(税込)
【会場】テクトロニクス社 セミナールーム [地図]
セミナ会場

 薄型テレビやDVDレコーダなどディジタル家電機器の主力インターフェースの地位を築いたHDMIはV2.1がリリースされました. HDMI2.1では伝送レートが前バージョンの18Gbpsから一気に48Gbpsに高速化され,8K@60Hz対応, ダイナミックHDR(High Dynamic Range)対応,可変リフレッシュ・レートなど, 様々な機能が追加されました.  
 DisplayPortはVGAやDVIに替わるパソコンのインターフェースとして普及が始まっており, 現在V1.4aがリリースされています. DP1.4aでは, 32.4Gbps, 8K@60Hz対応,マルチモニタ伝送対応, USB-Type-Cオルタネート・モード,Adaptive-Syncなど,ユニークな機能がサポートされています.  
 また 機器内のビデオ・インターフェースもその用途に合わせて進化しており, 特に液晶ディスプレイはその代表例です. ノート・パソコンのディスプレイ・インタフェースでは, eDPがすでにデファクトとなっておいます. eDPはV1.4bがリリースされ低消費電力化用の機能が多数整備されています. スマホのディスプレイ・インタフェースではmipiが標準インタフェースとして広く採用されています.
 このような多数のインタフェースが市場に普及していますが, ユーザーにとってはインタフェースの規格ごとにコネクタ・ケーブルを準備する必要がありました. しかしUSB-Type-Cというユニバーサルなコネクタ・ケーブル規格がリリースされ, HDMI, DPとも共通のコネクタ・ケーブルを使うことができるようになりました.
 外部から見ると似ているインタフェースの規格ですが、実際の規格設計を比較すると, インタフェース規格ごとに多数の差異点, ユニークな特長があります. これまでHDMI,DisplayPort, eDP, mipi,USB-Type-Cオルタネート・モードの規格概要,開発のポイントを知りたいという要望が多くよせられていました. 本セミナでは, これらのビデオ・インタフェースの最新規格概要に加え, より理解を深めるために高速インターフェースの物理層の動作原理について詳しく解説します.

※ 本セミナは,実験実演および機材の提供に関してテクトロニクス様のご協力をいただいています.
※ 本セミナは,「HDMI & DisplayPort規格の基礎とディスプレイ・インターフェース開発の実際」を改題,リニューアルした講座です.

1. ディスプレイ市場の最新動向
 1.1 DTV用ディスプレイ市場動向
 1.2 パソコン・タブレット用ディスプレイ市場動向
1.3 モバイル用ディスプレイ市場動向
2.高速ビデオ・インターフェースの登場と規格
 2.1 パラレル・インターフェースからシリアル・インターフェースへ
 2.2 シリアル・インターフェース化による利点
 2.3 高速シリアル・インターフェースの規格
3.HDMIの基本技術
 3.1 DVIの成り立ちと基本技術
 3.2 HDMIの成り立ちとコンソーシアム
 3.3 HDMIの基本技術
 3.4 HDMIのハードウエア構成
 3.5 HDMIとDVIの比較
4.HDMIの詳細機能
 4.1 HDMI1.3の機能
 4.2 HDMI1.4の機能
 4.3 HDMI2.0の機能
 4.4 HDMI2.1 の機能
 4.5 評価装置を使った実演 
5.DisplayPortの基本技術
 5.1 DisplayPortの成り立ちとVESAコンソーシアム
 5.2 DisplayPortの基本技術
 5.3 DisplayPortのハードウエア構成
6.DisplayPortの詳細機能
 6.1 DisplayPort1.2の機能
 6.2 DisplayPort1.3の機能
 6.3 DisplayPort1.4の機能
 6.4 DisplayPortとレガシ・インターフェースとの接続
 6.5 HDMIとDisplayPortの位置づけ
 6.6 評価装置を使った実演  
7.USB Type-Cオルタネート・モード
 7.1 USB Type-Cオルタネート・モードの概要
 7.2 USB Type-Cオルタネート・モードの動作
8.機器内高速ビデオ・インターフェース
 8.1 デジタル・テレビの内部インターフェース
 8.2 液晶テレビの内部インターフェース
 8.3 ノート・パソコン内部インターフェース
 8.4 eDP(Embedded DisplayPort)概要
 8.5 液晶パネル内部 Cool Pepper概要
9.高速ビデオ・インターフェースの相互接続性
 9.1 高速ディスプレイ・インターフェースの相互接続問題
 9.2 映像表示のトラブル・シューティング
 9.3 音声のトラブル・シューティング
 9.4 高速ディスプレイ・インターフェースの評価
 9.5 評価装置を使った実演  
10.高速ビデオ・インターフェースの回路設計
 10.1 高速差動信号の特長
 10.2 LVDSの回路設計技術
 10.3 HDMIの回路設計技術
 10.4 DisplayPortの回路設計技術

※ 上記講義の途中で3か所,高速インターフェースの測定実演,計測のポイント・デモを行います.

●対象聴講者
・HDMIやDisplayPortなどの高速ディスプレイ・インターフェースの開発エンジニア
・最新のディスプレイ・インターフェースの動向に興味のある開発エンジニア

●講演の目標
・HDMI,DisplayPortをはじめとする高速ディスプレイ・インターフェースの概要,および開発のポイントが分かる

●使用するテキスト
長野 英生;『高速ビデオ・インターフェース--HDMI&DisplayPortのすべて』,CQ出版社,2013年8月.



●受講者が持参するもの
・テキスト:書籍『高速ビデオ・インターフェース--HDMI&DisplayPortのすべて』,定価4,536円(税込)をご持参ください.

※ テキストは当日,セミナ会場でもお買いお求めいただけますが,セミナの内容の理解を深めるためにも,ぜひ,事前に購読してセミナに参加されることを強くお勧めします.

●参考文献
長野 英生 共著;Interface 2017年4月号/特集 新定番USBタイプCの基本メカニズム
長野 英生;『最新ビデオ規格 HDMI & DisplayPort』,Interface,2013年4月号 別冊付録.
長野 英生 共著; FPGAマガジン No18/MIPI PHY規格の概要


【講師】
長野 英生 氏〔株式会社セレブレクス 〕
  1992年 同志社大学工学部卒。同年 三菱電機株式会社入社。 2010 年に三菱電機株式会社、株式会社日立製作所、日本電気株式会社の半導体事業の統合によりルネサス エレクトロニクス株式会社に転籍。2015 年から半導体ベンチャの株式会社セレブレクス。一貫してディスプレイ用LSI の開発、高速インターフェースの技術開発、コンソーシアム活動に従事。高速インターフェース関連、CMOS アナログ設計関連の講演、特許出願多数。 著書に、「高速ビデオ・インターフェースHDMI & DisplayPort のすべて」(CQ 出版社)、「ディジタル画像技術事典200」(同)、「USB Type-C のすべて」(同)、「Interface 別冊付録 最新ビデオ規格HDMI とDisplayPort」(同), 「LTspiceで解析 CMOS回路入門」(同)。他に月刊誌「Interface」(同)や「FPGA マガジン」(同)に、高速ビデオ信号関連の最新動向を寄稿。VESA(Video Electronics Standard Association)Japan Task Group 所属。


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コース

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カテゴリ

 回路・電子部品
 組み込みシステム

シリーズ

 

特徴

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キーワード

 インターフェース
 コンピュータ
 ディジタル家電
 ディスプレイ
 計測
 研究開発
 伝送技術

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