実習・高精度A/D変換の極意・・・アナログ信号を正確に数値化するための関連知識強化セミナ
実習・高精度A/D変換の極意・・・アナログ信号を正確に数値化するための関連知識強化セミナ
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【開催日】2017年12月19日(火) 10:00-17:00 1日コース
【セミナNo.】ES17-0156 【受講料】22,000円(税込)
【会場】東京・巣鴨 CQ出版社セミナ・ルーム [地図]
【セミナNo.】ES17-0156 【受講料】22,000円(税込)
【会場】東京・巣鴨 CQ出版社セミナ・ルーム [地図]
このセミナでは,高精度なA/D変換を行うために知っておきたい,A-Dコンバータ(以下,ADC)自体とADC周辺の関連事項を3つのPartに分けて解説する.特にPart3では,本を読めば分かる学問的な内容は避け,講師の25年間にわたる顧客への技術サポート経験(特に繰り返される問題)を,再現実験データをベースに解説する.
【Part1】各ADCの変換原理,および変換原理からくる長所と短所を解説.これにより,ユーザ・アプリに最適な方式のADCを選択する知識を習得する.
【Part2】色々なADCのスペックとその意味を解説する.それらのスペックがアプリにどのように効いてくるかを習得する.
【Part3】12ビットと16ビットの4ビットの差は,要求される周辺アナログ精度で16倍である.これを達成するため,ADC周辺回路における阻害要因と解決策を実験データを基に解説する.*高価な測定器なしで,OPアンプ特性などを測定する方法もこの中で紹介する.
●ノートPCを必ずご持参ください
(Excel 2010 以降と TINA - TI がインストールされていること)
【Part1】各ADCの変換原理,および変換原理からくる長所と短所を解説.これにより,ユーザ・アプリに最適な方式のADCを選択する知識を習得する.
【Part2】色々なADCのスペックとその意味を解説する.それらのスペックがアプリにどのように効いてくるかを習得する.
【Part3】12ビットと16ビットの4ビットの差は,要求される周辺アナログ精度で16倍である.これを達成するため,ADC周辺回路における阻害要因と解決策を実験データを基に解説する.*高価な測定器なしで,OPアンプ特性などを測定する方法もこの中で紹介する.
●ノートPCを必ずご持参ください
(Excel 2010 以降と TINA - TI がインストールされていること)
1. 各種ADCの変換原理とその使い分け
1.1 各種の変換方式
1.2 ΔΣとSARの使い分け
2. 目的の用途に関連するADCのスペックを徹底究明
2.1 A/Dコンバータのノイズ性能
2.2 ADCの主要スペック
3. 高精度A/D変換を阻害する雑音や誤差源の徹底解析
3.1 前置増幅での各種雑音源と対策
・シールド線の用法で決まるシールド効果
・熱電対効果によるベース電位の揺らぎ
・オペアンプと抵抗雑音の軽減
3.2 前置フィルタの必要性と高周波リーク対策
・前置フィルタの必要性
・フィルタの形態とリークの関係
・高周波リークの対策
3.3 A/Dコンバータ周辺の誤差対策
・バッファ・アンプの非直線性誤差
・バッファ・アンプのtS(セトリング時間)とSR(スルーレート)
・入力信号レベルで効いてくるREFノイズの影響
・MUX使用時のメモリ効果によるDC誤差の増大
・多チャンネルA/D変換回路のグランド・ループ
写真は製作したノイズ性能評価ボード
ノイズ性能評価ボードによるOPアンプノイズの実測波形
●対象聴講者
アナログ信号処理とA/D変換回路を扱う技術者向けセミナで,初級~中級技術者が対象.
またマイコンやDSP関係のエンジニアで,ADCのことを知ってより実用的なソフト開発を目指す方にも有効.
●講演の目標
・ADCの内部動作が分かり,今までブラック・ボックスとして扱っていた部品が既知のものとなる.
・自分のアプリでは,どのようなスペックが重要であり,どのようなADCを選べば良いかが分かる.
・回路図からは読めない色々な(物理的要因も含む)誤差源を知って対策が立てられる.
●参考文献
・中村 黄三;『実験研究に!測る電子回路の作り方 』トランジスタ技術スペシャルNo.131,CQ出版社,2015年6月.
1.1 各種の変換方式
1.2 ΔΣとSARの使い分け
2. 目的の用途に関連するADCのスペックを徹底究明
2.1 A/Dコンバータのノイズ性能
2.2 ADCの主要スペック
3. 高精度A/D変換を阻害する雑音や誤差源の徹底解析
3.1 前置増幅での各種雑音源と対策
・シールド線の用法で決まるシールド効果
・熱電対効果によるベース電位の揺らぎ
・オペアンプと抵抗雑音の軽減
3.2 前置フィルタの必要性と高周波リーク対策
・前置フィルタの必要性
・フィルタの形態とリークの関係
・高周波リークの対策
3.3 A/Dコンバータ周辺の誤差対策
・バッファ・アンプの非直線性誤差
・バッファ・アンプのtS(セトリング時間)とSR(スルーレート)
・入力信号レベルで効いてくるREFノイズの影響
・MUX使用時のメモリ効果によるDC誤差の増大
・多チャンネルA/D変換回路のグランド・ループ
写真は製作したノイズ性能評価ボード
ノイズ性能評価ボードによるOPアンプノイズの実測波形
●対象聴講者
アナログ信号処理とA/D変換回路を扱う技術者向けセミナで,初級~中級技術者が対象.
またマイコンやDSP関係のエンジニアで,ADCのことを知ってより実用的なソフト開発を目指す方にも有効.
●講演の目標
・ADCの内部動作が分かり,今までブラック・ボックスとして扱っていた部品が既知のものとなる.
・自分のアプリでは,どのようなスペックが重要であり,どのようなADCを選べば良いかが分かる.
・回路図からは読めない色々な(物理的要因も含む)誤差源を知って対策が立てられる.
●参考文献
・中村 黄三;『実験研究に!測る電子回路の作り方 』トランジスタ技術スペシャルNo.131,CQ出版社,2015年6月.
【受講者が持参するもの】
●ノートPCを必ずご持参ください
(Excel2010以降とTINA-TIがインストールされていること)
●【ご注意】弊社PC貸し出しご希望の方
台数がなくなり,締め切りました(12/8)
●ノートPCを必ずご持参ください
(Excel2010以降とTINA-TIがインストールされていること)
●【ご注意】弊社PC貸し出しご希望の方
台数がなくなり,締め切りました(12/8)
【講師】
中村 黄三 氏〔元日本テキサス・インスツルメンツ 上級主任技師 〕
医療機器メーカにて心電計・血圧計などの設計に従事したあと,1986年にバー・ブラウン(BB)の日本法人にアプリケーション・エンジニア課長として入社.2000年にテキサスインスツルメンツ(TI)がBBを買収後は,同社営業本部のフィールド・アプリケーション・エンジニア(FAE)部門で上級主任技師として定年の2007年まで勤務.その後,アナログ技術に関する教育専門職契約 により,2013年まで社内・顧客トレーニングに従事.
中村 黄三 氏〔元日本テキサス・インスツルメンツ 上級主任技師 〕
医療機器メーカにて心電計・血圧計などの設計に従事したあと,1986年にバー・ブラウン(BB)の日本法人にアプリケーション・エンジニア課長として入社.2000年にテキサスインスツルメンツ(TI)がBBを買収後は,同社営業本部のフィールド・アプリケーション・エンジニア(FAE)部門で上級主任技師として定年の2007年まで勤務.その後,アナログ技術に関する教育専門職契約 により,2013年まで社内・顧客トレーニングに従事.