実習・IoT時代の基板設計&電磁界シミュレータ活用法

実習・IoT時代の基板設計&電磁界シミュレータ活用法
―― 高速・高周波信号の振る舞いから,アナログ・ディジタル混在パターン設計までを理解する

   

【開催日】2017年11月28日(火) 10:00-17:00 1日コース
【セミナNo.】ES17-0147  【受講料】23,000円(税込)
【会場】東京・巣鴨 CQ出版社セミナ・ルーム [地図]
セミナ会場

 低周波信号とMHz程度以上の電気信号とでは,信号が通る場所が異なってくる.従来は高速・高周波信号が実際にどこを通るのか,わからないままパターン設計されている場合がほとんどである.IoT時代には数GHzの信号が混在した基板設計が求められている.
 本セミナでは,3D電磁界シミュレータを活用することで,高速・高周波信号の振る舞いを理解できる.それを元に高速・高周波信号のパターン設計や,アナログ・ディジタル混在パターン設計が,的確に行うことができるようになる.

1.電気信号の動作
 1.1 直流電流は非常に遅い
 1.2 電気信号は光速で伝わる電磁波
 1.3 低周波信号の動作の実態
2.線路パターンの特性インピーダンスとは(フリーRFシミュレータQucs・PC実習)
 2.1 電気信号がパターンを進む時の電流と電圧(特性インピーダンス)
 2.2 線路の特性インピ―ダンスと反射(スミスチャート,SパラメータをQucsで表示)
 2.3 低周波と高周波/高速電気信号が同じ所を通らない理由
3.電気信号は3Dでとらえる(EEM-FDM無期限評価版・PC実習)
 3.1 3D電磁界シミュレータは基板設計に欠かせなくなってきている
 3.2 3D電磁界シミュレータで基板パターンを見る
 3.3 基板パターンの引き方によるノイズ差を計算する
 3.4 スリット/ビアによるノイズ差をシミュレータで見る
4.IoT用パターン・アンテナのシミュレーション(フリーソフトopenFDTD,openMOM体験)
 4.1 電磁波を強く放出させるパターン・アンテナ
 4.2 アンテナからの電磁波は周囲金属により大きく影響を受ける
 4.3 基板につないだケーブルによる電磁波放出レべルは大きい
5.ケースのシールド効果を見る(EEM-FDM無期限評価版・PC実習)
 5.1 パターン・アンテナをケースでシールドしてみる
 5.2 ケース隙間からの漏洩をみてみる
6.安定動作する回路パターン設計のポイント
 6.1 回路パターン設計のポイント
 6.2 アナログ・ディジタル混在回路パターン設計のポイント
 6.3 コモンモード・ノイズと対策
 6.4 基板用ノイズ対策回路部品と使い方

EEM-FDMにより電気信号を3Dでとらえたシミュレーション結果
EEM-FDMにより電気信号を3Dでとらえたシミュレーション結果

●対象聴講者
高速高周波回路を含む基板パターンを設計する人

●講演の目標
・3D電磁界シミュレータが使えるようになる
・高速・高周波信号の振る舞いを理解できる
・高速・高周波信号のパターン設計やアナログ・ディジタル混在パターン設計を的確に行うことができるようになる

●参考文献
・志田 晟 共著;『驚速開発! プリント基板スペシャルDVD』2017年10月号,CQ出版社.
・志田 晟 共著;『誰でもキマル! プリント基板製作DVD』2017年7月号,CQ出版社.
・志田 晟 共著;『はじめてのアンテナ・シミュレーション』RFワールドNo.39,CQ出版社,2017年7月.


【受講者が持参するもの】
不要

【講師】
志田 晟 氏〔シグナルラボ 代表〕
 理科学機器メーカで高速・高周波回路,ディジタル・アナログ混在回路の開発・設計を長年にわたり担当.立体回路内での信号の3D電磁界時間波形解析を基にした特許など,特許・実用新案多数.


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コース

 1日コース

カテゴリ

 回路・電子部品
 基板・ノイズ

シリーズ

 

特徴

 演習あり
 講師実演
 実習

キーワード

 IoT
 シミュレータ
 ノイズ
 ボード
 開発手法
 研究開発
 高周波
 高密度実装
 電磁界

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