実習・センサ信号処理の徹底強化講座

実習・センサ信号処理の徹底強化講座
―― センサ信号の取り込みから,MPUによるアナログ誤差の補正までをカバー

  

【開催日】2018年9月8日(土) 10:00-17:00 1日コース
【セミナNo.】ES18-0103  【受講料】22,000円(税込)
【会場】東京・巣鴨 CQ出版社セミナ・ルーム [地図]
セミナ会場

このセミナは,センサ信号処理を題材に,アナログ回路設計における3つの重要なポイントを理解してもらえるように構成している.※テキスト制作にあたり,表示誤差±0.03℃の温度計を実際に試作し,公的機関にて性能確認を実施している.
①馴染みのない回路の新規設計にあたって,構想設計というステップを踏んで次第に未知数を減らし,詳細設計,実験検証という手順で製品に与えられた目標仕様をクリアしていくプロセス.この中では,1回目の試作が失敗し,2回目の試作を行う際の振り返り(敗因分析)が含まれる.
②設計を効率よく進めるため,身近にあるソフト(表計算ソフト,無料のBASICインタプリタとシミュレータ)を設計ツールとして活用する方法.この中では,PCを使った受講者による演習が含まれ,教材(テンプレート)はCD-ROMなどで提供する.
③設計・制作した回路の定量的な測定方法の確立(ジグの制作)と実施.
以上を,下記のプログラムの流れの中で”PDCA”形式で行う.

基礎編:センサの動作原理と受け方
1.1 測温抵抗体(RTD)
1.2 熱電対(TC)
1.3 加速度センサ
1.4 圧力センサ
実践編その1: RTDおよびTC式温度計
2.1 構想設計(事前調査)
2.2 詳細設計
2.3 アナログ系のセトリング時間の分析
実践編その2:アナログ誤差の吸収
3.1 アナログ誤差のモニタの有無
3.2 キャリブレーション
3.3 キャリブレーション・アルゴリズムの確認
3.4 スタティックなDAC出力のアルゴリズム
3.5 PT100の非直線性補正式を調整
実践編その3: 校正用疑似信号発生器(Cal B0x)
4.1 TCおよびRTD式温度計のCal_Boxの製作
4.2 Cal_Box共通回路
4.3 実験検証結果

製作したRTD式高精度温度計(上)と校正用ボックス(下)
写真は製作したRTD式高精度温度計(上)と校正用ボックス(下)


目標性能をクリアした実験結果
目標性能をクリアした実験結果


●対象聴講者
制御機器・測定機器関係のメーカの技術者の方で,アナログ回路の新規設計に携わる予定の方.あるいはスキル・アップを望む方.

●講演の目標
講演者のやり方を手本とした新規設計のノウハウを得る(温度計に限らない).

●参考文献
・中村 黄三;『実験研究に!測る電子回路の作り方 』トランジスタ技術スペシャルNo.131,CQ出版社,2015年6月.


【受講者が持参するもの】
ノート・パソコン(Microsoft Office 2010かそれ以降がインストルールされていること).貸し出しご希望の方は,台数に限りがありますので,必ず事前にご連絡ください.

【講師】
中村 黄三 氏〔元日本テキサス・インスツルメンツ 上級主任技師 〕
 医療機器メーカにて心電計・血圧計などの設計に従事したあと,1986年にバー・ブラウン(BB)の日本法人にアプリケーション・エンジニア課長として入社.2000年にテキサスインスツルメンツ(TI)がBBを買収後は,同社営業本部のフィールド・アプリケーション・エンジニア(FAE)部門で上級主任技師として定年の2007年まで勤務.その後,アナログ技術に関する教育専門職契約 により,2013年まで社内・顧客トレーニングに従事.


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コース

 1日コース

カテゴリ

 回路・電子部品
 組み込みシステム

シリーズ

 

特徴

 演習あり
 実習

キーワード

 アナログ
 センサ
 技術教育
 研究開発

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