リアルタイム・システムの基礎 [演習付き]

リアルタイム・システムの基礎 [演習付き]
―― リアルタイム機能の原理を理解して正しく使う

 

【開催日】2014年8月21日(木) 10:00-17:00 1日コース
【セミナNo.】ES14-0073  【受講料】16,000円(税込)
【会場】東京・巣鴨 CQ出版社セミナ・ルーム [地図]
セミナ会場

 本セミナでは, 組み込みシステムの特徴とリアルタイム・システムのタイプについて説明後,それぞれのタイプに応じた設計・実装・検証方法について説明する.
 まず,OSを使用しないでリアルタイム・システムを構築するサイクリック・エグゼクティブ・アーキテクチャの利点と限界について説明する.
 次に,リアルタイムOS(RTOS)を使用する実装方法と注意点について解説する.タスクの概念を説明した後で,リアルタイムOSのリアルタイム機能を中心に,その原理と使い方について説明する.コンテキスト・スイッチング,排他制御,メッセージ通信などについて特定のリアルタイムOSに依存しない形で説明する.プライオリティ・インバージョンとその回避方法,割り込みハンドラとタスクの通信方法についても具体的に説明する.
 最後に,リアルタイムOSを使用しない別の場合の例として,メニー・コアCPUでハードウェア・スレッドを使う方法を紹介する.

1. 組み込みシステムの特徴
2. イベント・ループ型の問題点
3. OSなしのリアルタイム・システム構築手法
4. リアルタイムOSを必要とする場合
5. タスクの概念
6. リアルタイムOSを使いこなすポイント
7. 排他制御
8. 通信系APIの使い方
9. 割り込みのさばき方
10.動的ソフトウェア・アーキテクチャ
11.タスク設計方法
12.ハードウェア・スレッドを使用する場合

●対象聴講者
・時間制約のある組み込みシステムを開発している方
・OSなしでリアルタイム・システムを開発したい方
・リアルタイムOSを使い始めようとしている方
・既に使っているが,今までの使い方を見直したい方

●講演の目標
・リアルタイムOSの原理を踏まえた上で,タスク設計を行えるようになる

●参考文献
・藤倉 俊幸;『組み込みシステム開発に役立つ理論と手法』,CQ出版社,2012年4月
・藤倉 俊幸;『組み込みソフトへの数理的アプローチ』,CQ出版社,2012年4月
・藤倉 俊幸;『組み込みソフトウェアの設計&検証』,CQ出版社,1991年12月


【講師】
藤倉 俊幸 氏〔組み込みコンサルタント 〕
 リアルタイムOSメーカでITRON系OSやプロセス型OSの開発,および導入コンサルティングを行っていた.現在はタスク設計を中心に,リアルタイム・システム開発に関するコンサルティングを行っている.


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過去に受講された方のコメント

  • RTOSでの設計手法全般,特に後半をメインに聞きたかった.満足した.(30代,ソフト開発エンジニア)
  • リアルタイムOSの基礎概念を聞きたかった.ぴったりでした.(20代,機器開発エンジニア)
  • タスク設計の考え方を聞きたかったが,満足できた.(20代,ソフト開発エンジニア)
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コース

 1日コース

カテゴリ

 組み込みシステム

シリーズ

 

特徴

 演習あり

キーワード

 OS
 コンピュータ
 ソフトウェア
 リアルタイム
 開発環境

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